毛周期と脱毛の適切なタイミング!脱毛効果を上げる間隔とは
頭髪と同じように体毛も毛周期と呼ばれる周期を繰り返しながら、生え変わっています。
毛周期には、以下の3つがあります。
- 成長期 体毛が伸び続ける期間
- 退行期 体毛の成長が止まって抜け落ちる時期
- 休止期 毛は抜けている状態で毛根部分が発毛の準備をする期間
毛周期(ヘアサイクル)のイメージ
皮膚の表面に生えているのは成長期の毛になります。退行期の毛は放っておいても抜けていく状態、休止期の毛は抜けている状態で毛根が残っているだけの状態なので目で見て確認することはできません。
[最終更新日] [公開日] 2018/6/6
成長期の毛に合わせて脱毛すると効果的
脱毛サロンの光やクリニックのレーザーは最も効果のある成長期のムダ毛に照射します。
なぜかというと、光やレーザーは休止期の毛がない状態では素通りしてしまい、効果が出ないからです。
施術を1回受けると、効果のあった成長期のムダ毛は2週間程度で抜け落ちます。
この後、すぐに「また施術を受けたい」と思うかもしれませんが、次に生えてくる「休止期」の段階にあるムダ毛は、まだ成長期に入っていません。
この段階で施術を受けると本来、成長期だったムダ毛はすでに抜けているため、どのムダ毛にも効果を発揮させることができなくなり、ムダ打ちすることに。
効果的に脱毛するためには、休止期にあるムダ毛が成長期に入ってくるまで待つ必要があるのです。
脱毛サロンやクリニックが「毛周期に合わせた施術」を推奨する理由はココにあります。
「2~3カ月に1度」が最適な施術ペース
ここで浮かんでくるのが「じゃあ、休止期の毛が成長期になるまで、どのくらい待てばいいの?」という疑問です。パーツごとの成長期と退行期・休止期の割合と休止期の期間を見てみましょう。
※退行期は数週間なので、ここでは退行期と休止期を合わせて考えています。
成長期の割合 | 退行期・休止期の割合 |
休止期の期間 |
|
---|---|---|---|
ワキ・VIO | 70% | 30% | 9週 |
腕 | 80% | 20% | 18週 |
脚 | 80% | 20% | 24週 |
鼻下 | 35% | 65% | 6週 |
あご | 30% | 70% | 10週 |
体毛の場合、成長期にあるムダ毛は全体の20~30%。意外に少ないですよね。
ご覧のように休止期の期間はパーツによってバラつきがあります。では、なぜ「2~3カ月」が最適とされているのでしょうか。
確かに、あなたが「ワキとVIOだけを脱毛したい」というのであれば、9週間=約2カ月に1回でいいですし、「腕だけ脱毛したい」というなら、18週=約4カ月に1回の施術が最適ということになります。
でも、全身脱毛サロンの場合、それぞれバラバラの毛周期のムダ毛を1回で施術しなければなりません。
そこで、「すべての毛が休止期を終えて順次、成長期に入る平均」として2~3カ月に1回の施術を推奨しているのです。
特にワキやVIOは体毛の中でも濃いため、脱毛を始めた初期の期間には、このパーツの休止期が終わる2カ月というペースに合わせることで施術の効果を最大限に引き出すという狙いもあると考えられます。
抜けにくい毛「性毛」と、抜けやすい「無性毛」とは
ワキやVIOのムダ毛の休止期は9週間程度。鼻下に次いで休止期が短く、毛が濃く太い部分でもあります。
そもそも、ワキやVIOのムダ毛って毛質が他の体毛とは違うと思いませんか?
ワキやVIOは成長期になってホルモンバランスが変化すると濃くなる体毛で性毛(せいもう)と呼ばれることがあります。
これに対して、それ以外の体毛はホルモンとは関係なく、元から生えているため無性毛(むせいもう)として分類されます。
性毛は無性毛と比較して成長期が長く、元から毛が太く濃い傾向にあります。そのため、脱毛の効果が現れるために時間がかかるのです。反対に無性毛は脱毛の効果が現れやすいと言えます。
「18回目以降は3カ月に1回」になる理由
体毛の場合、成長期にあるムダ毛は全体の2割程度。何度か施術を繰り返して、100%のムダ毛に照射し終えることができます。
脱毛サロンの場合、初回施術後は10日から2週間程度でムダ毛が伸びてきます。
その後、2回、3回と繰り返しているうちに次第に新しいムダ毛が生えてくるまでの期間が長くなり、自己処理の回数も減っていくでしょう。
これは照射を受けた毛根がダメージを受け、新しく生えるまでに時間がかかるようになっているということ。
施術回数が増えるにしたがって、伸びてくるムダ毛が減るので照射回数を減らしても効果的に脱毛できるようになってきます。
よく通い放題プランなで「18回目の施術以降は90日に1回の施術」とあるのはこのためです。
逆に考えると、脱毛を始めた初期の段階はできるだけペースを空けないように通うのがおすすめということになります。
1回目の施術の次は4か月後というのでは、脱毛に時間がかかりすぎてしまうので、特に初めのうちは2カ月に1回というペースを守るようにしましょう。
パーツ別・脱毛終了期間の目安
それぞれのパーツごとにムダ毛が少なくなったと感じるまでにどのくらいの回数が必要になるのか、サロンで導入されているマシンや脱毛する人の毛質によっても差がありますが、一般的な目安を紹介しましょう。
実感するまで | 完了まで | |
---|---|---|
全身 | 8-12 | 12-18以上 |
顔 | 10-14 | 14-18以上 |
ワキ | 8-12 | 12-18 |
腕・脚 | 8-12 | 12-18 |
背中 | 10-14 | 14-18以上 |
Vライン | 8-12 | 12-18 |
IOライン | 10-14 | 14-18以上 |
全身脱毛が何回でも受けられる回数無制限プランを展開しているサロンもあります。
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照射効率を下げないために、施術の間に注意すること
脱毛には、毛周期に合わせて施術することが重要ということがお分かりいただけたのではないでしょうか。
最後にもう少し、効率よく脱毛を行うポイントを3つ解説します。
毛抜きや抜くタイプのシェーバーは使わない
ムダ毛を抜くと、毛周期が乱れてしまうため効果的な脱毛ができなくなります。脱毛サロンに通う前は最低でも2週間、できれば1カ月以上「ムダ毛を抜く」という行為はストップしましょう。光脱毛の光はメラニン色素に反応させるので、ムダ毛を脱色するのもNGです。
日焼けをしない
光脱毛の光はメラニン色素に反応する性質を持っています。日焼け肌は皮膚にもメラニン色素が増えた状態。火傷などのトラブルが起こりやすくなるので、施術を断られるケースもあります。脱毛を早く終えるためにも日焼けはしないよう注意してください。特に日焼けしやすい腕や脚はしっかり日焼け止めを塗るようにしてくださいね。
肌の保湿を心がける
脱毛の施術後は肌が乾燥しやすい状態になっています。施術後はもちろん、次の施術までの間も肌をしっかり保湿しておくことで、光脱毛の光が浸透しやすくなります。
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